染色作家 祐斎 ホーム > 染色作家 祐斎 奥田 祐斎 Okuda Yusai 光によって染め色が変化する独自の染色技法、夢こうろ染(ゆめこうろぞめ)を誕生させる。 染色作家 祐斎は、日本の伝統的染色法を継承・追求するのみならず、現代人が親しめるように表現を工夫アレンジする取組みをして参りました。世界に類を見ない独自の表現を生み出し、国内のみならずヨーロッパ、アジア諸国で高い評価を受けるに至っております。染色作家として、これからも日本が長い歴史で紡いできた、ユニークな技術・文化を継承・発展させ、世界に向け発信して参ります。 染の源流 生まれは、紀州熊野。いまでも自然の生命力が宿る、神話の世界。山の緑、川の流れにも「色」を超えた陰影濃淡がある。幼き頃に駆け抜けた林や、くぐり抜けた薮や、寝転がった川辺。魚をり晩のおかずにし、良いものは売りに行く。山菜、木の実、薪を拾い、生活の糧とする。子供の遊びと言えど、生き抜くための真剣勝負の場だった。自然の与えてくれるものを最大限にもらって育った。肌で触れた自然の息吹きや鼓動が、いつか私の中に入り み「自然」が私の細胞になった。 嵐山へ 千二百年前・平安王朝からの豊かな自然に恵まれた嵐山。ここにきてから、思った以上の染めが出来るようになった。気持ち良く自分の限界を超えられる。絹という素材と水と染料。きっかけをつくると、水が、濡れているところから乾いているところへ流れ、人間力を超えた形で表現してくれる。 1950年三重県熊野市に生まれる。1980年祐斎染色研究所 創業。1990年天皇の第一礼服「黄櫨染(こうろぜん)」を広隆寺にて調査・研究し、再現に成功。その謎を解き明かした経験から、独自の染色技法「夢こうろ染(ゆめこうろぞめ)」を創出。2008年経済産業省の推挙により、ルーブル宮内パリ装飾美術館にて作品展示、高い評価を得る。2019年フランス人間国宝 Serge Amoruso(革バッグデザイナー)とのコラボレーション作品を発表。「レヴォラシオン」(パリ国際工芸見本市)に出品。2019年NHK、テレビ朝日、TBS、BS11にて令和の黄櫨染についての解説出演。 ルーヴル宮内・パリ装飾美術館 2008年12月12日〜21日 Louvre Musse des Arts Décoratifs 経済産業省と日本貿易振興機構(Jetro)主催により、日仏友好150周年記念の一環として、「感性 Kansei-japan Design Exhibition」がルーヴル美術館内で開催された。奥田祐斎・夢こうろ染も推挙され出展。10日間の来場数は1万人を超え、奥田祐斎のために与えられた作品展示のための個室は常に満員となり、パリで高い評価を得た。その後、2010年にはルーヴルやギメ美術館の学芸員、修復家ら17名が祐斎を研修訪問。 メディア取材 2019年退位の礼・即位の礼にあたり、令和の黄櫨染についてTV出演。2019年NHKニュース630京都いちにち「幻の染・黄櫨染に見せられて」2019年テレビ朝日 サタデーステーション「退位に向けた儀式始まる 天皇専用の装束 特色は?」2019年KBS京都・BS11「皇室ゆかりの秋を訪ねて」 書籍 1996年発行夢を染める1996年発行しゃれ文字遊び2001年発行染と花 ホテルのプロデュース例THE JUNEI HOTEL KYOTO 東山 タイアップのご依頼 染色作家 祐斎とのタイアップや夢こうろ染(ゆめこうろぞめ)による染色のご依頼、メディア取材などをご希望の方はフォームよりお問い合わせください。 お問い合わせはこちら